事例紹介

CASE STUDY

未来の高校生に選ばれる学校を目指して一人ひとりに寄り添った進路指導で、進路選択のミスマッチを減らす!

創立152年の歴史ある東京高等学校。在学中は部活に打ち込む生徒も多いなか、多くの生徒が現役で進学し、進学先からは「進路のミスマッチの少なさ」という点で評価が高いという。その進路指導について取材した。

導入先情報

東京都| 東京高等学校

〒456-0018 名古屋市熱田区新尾頭1-12-10

1872年に数学者の上野満によって数学塾として創設され、創立152年を迎えた歴史ある学校。「一校一家の学校教育」「品性陶治の人格教育」「個性尊重の自主教育」を教育目標として掲げ、自由で明るい校風のもと、勉学だけでなく運動部の活躍が目覚ましく、オリンピック選手も輩出している。

渡辺 賀尉 氏

教論
進路指導部長

利用サービス

進路ガイダンス企画

進路相談会・ガイダンス企画/運営

高校生と大学・専門学校のかけ橋として活動してきた50年以上の実績をもとに、全国各地の会場・高校内・オンラインで進路相談会やガイダンスを実施いたします。

東京高等学校は、19世紀後半に数学塾として創設された152年の歴史を誇る進学校で、現在約1000名の生徒が、自由で明るく活発な校風のもと勉強や部活に打ち込んでいる。陸上競技部、ラグビー部、女子硬式テニス部、チアリーディング部などが全国および世界レベルで目覚ましい活躍を見せているほか、文化部も精力的に活動している。

進学率は高く、多くの生徒が大学を進学先として希望し、2年次からは進路に合わせた5つの文理選択制カリキュラムを採用しているという。

チエルコミュニケーションブリッジ株式会社(旧:株式会社昭栄広報)の「進路ガイダンス」サービスが同校に導入されたのは20年ほど前のことだ。

進路指導部長の渡辺賀尉(わたなべ・かい)先生は次のように話す。「生徒によっては、どうしても部活や目先のことに一生懋命で、自分の可能性や進路についてあまり日頃から考えられないのが実情です。放課後は部活に忙しく外部の説明会に参加する余裕もありません。そのため、学校側から機会を与えるという意味で校内ガイダンス形式にしています。

早いうちから進路についてより具体的な内容に触れることで、部活に忙しい中でも将来について考えるきっかけになりますから」

進路ガイダンスは、「分野別カイダンス」(2年次・秋)、「学校別ガイダンス」(3年次・春)、「一般選抜型入試ガイダンス」(3年次・秋)の3回に分けて行われる。「学校別ガイダンス」については3年生対象ではあるものの、他学年でも興味のある生徒が参加できるよう昼休みに開催しており、毎年結構な数の1~2年生が話を聞きに来るそうだ。

その他、1年生対象の大学出張講義や、昇降口にさまざまな大学の資料を山積みにして、学年を問わず希望者に自由に持ち帰らせる取り組みもつい最近始めたという。

3年生は「学校別ガイダンス」の直後に三者面談が控えている。三者面談では、生徒から「自分がなんとなく考えていた大学がいくつかあったが、ガイダンスで色々な話を聞いて絞り込むことができた」、「視野に入れていなかった大学が実は自分のやりたい専門分野にマッチしていて、とても興味深い話が聞けたので、もらった資料をよく見て、オープンキャンパスにも行ってみたい」といった声が多く聞かれるという。「ガイダンスを経ることで、より自分の進路や進学先について具体性が増してくる印象です」と渡辺先生は確かな手応えを感じている。

同校の受験指導は、建学の精神にもある「個性尊重」を大きな主軸とし、中でも特に「総合型選抜」や「学校推薦型選抜」への対策に力を入れている。

「私が進路指導部を担当してから今年で3年目になりますが、本校における総合型の対策は30年近く前から、担任や進路指導部を中心に生徒一人ひとりをしっかり見ながら進めてきています」と渡辺先生。「私たち教員はその伝統をずっと引き継ぎながら、生徒一人ひとりについて、「どんな生徒で何に興味があって、どんなところへ進学したらその興味が生かせるのか、将来の夢が叶うのか」を常に考えています。最近は特に総合型に対して文部科学省主導で力が入っていますが、総合型で進めるには、将来設計や進路指導のタイミングがとても大切。生徒一人ひとりの得意なところや足りないところを細かく見て、じゃあその方式で受けてみようかとGOサインを出す感じです」(渡辺先生)

そのようにして一人ひとりをじっくり見ることが、同校生徒が大学等の上級学校に進学する際の「ミスマッチ」(二本人の「やりたいこと」と「実際の学習環境」や「キャリア目標」との不一致)の少なさにつながっている。「本校の「ミスマッチ』の少なさは、大学や専門学校といった上級学校からも評価をいただいており、それが本校が毎年いただく指定校推薦枠の数の多さにも表れていると思います」(渡辺先生)ミスマッチのない進学は、進学先はもちろんのこと、何より生徒本人や家族の幸せに直結するものだ。同校には進学先が決まった生徒や保護者から満足の声が寄せられることが多いという。「卒業生の弟や妹といった下のお子さんの入学がとても多いのも、そういう我々の取り組みが保護者や卒業生に評価をいただいていることの表れかなと思っています。先日の入試説明会には『我が子を入学させたくて」と中学生のお子さんを連れた卒業生も来てくれていたんですよ」と渡辺先生は笑顔を見せた。在学中から生徒と先生の距離が近く、職員室を気軽に訪れる生徒を常に温かく受け入れる文化があるという同校。さらに生徒一人ひとりの将来を見据えた丁寧な進路指導の伝統が、卒業後の生徒と学校との結びつきを支える大切な要素の1つとなっているに違いない。

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